2021年1月12日。
日本政策金融公庫から遂に奨学金完済のハガキが届いた。

平成22年12月1日という日付を見て
本当に10年間払って来たんだな
と改めて実感した。

これからの10年は長いけれど過ぎた10年は短い。
ゲッターズ飯田さんの好きな言葉
私が10年間で返済した金額は300万円。思えば、19歳で社会人になり毎月コツコツ払ってきた奨学金。「専門学校に行きたいのであれば自分で返して行く」というのが我が家では約束だった。
当時高校生の私はアルバイトをしたことも無ければ社会に出て働いた経験が一切無かった。社会人になったら自分で返して行くということ自体、「自分のこととして」実感できていない状態だった。
私は高校卒業後、都内にある旅行系の専門学校に通っていた。誰よりも、一刻も早く、どうしても空港で働きたいという小学生からの夢を叶えるべく大学ではなく2年制の専門学校を選んだ。

入学してみると周りに奨学金を借りている人が少なかった。それを知った私は「みんなの家はお金持ちなんだな」、「なんで自分だけ」と思っていた。
そんな思いも束の間、私にとって学生生活はそれはそれは充実したものだった。考え方を変えたり、行動の方向転換へ繋がるたくさんの出来事や経験で溢れていた。
・自ら考え自ら動く主体性を磨けた
・人の喜びは自分の喜びだと気づけた
・完璧主義を止めるきっかけを与えてくれた
・海外研修で目覚めた海外の魅力と抱いた憧れ
・元CAや元GSの先生からたくさん話しを聞けた
ニュージーランド航空のCA研修にてウォーキング♪

専門学校で何を学んだのか何を気づけたのかあげたらきりがないけれど大げさに言えば、この奨学金がなければ今の自分はなかったかもしれない。自分の基礎を作ってくれたのには間違いない。
奨学金は現在の自分を作る先行投資だったのかなと今なら思える(^^)きちんと完済できたことはまた一つ成功体験を得られたし前に進む活力になった。
奨学金お世話になりました。完。
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